【SS】せつ菜「少女漫画もいいですね!!!」【ラブライブ!虹ヶ咲】


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1: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 17:56:22.91 ID:LfeAWYp6

──歩夢の部屋──

せつ菜「歩夢さん、次の巻を取っていただいていいですか?」

歩夢「はい。この漫画はこの巻で終わりだよ」

せつ菜「ありがとうございます!!」

歩夢「ふふっ。せつ菜ちゃんが楽しそうで嬉しいよ」

せつ菜「ええ。私、今まで『ヂャンプ』や『マガヂン』ばかりだったので、こういう少女漫画って初めてなんですよ!」

歩夢「そうなんだ。小さい頃もあんまり?」

せつ菜「私の家は漫画禁止なので、読む機会が無かったですね」

せつ菜「『ちゃを』や『りぼむ』とか、本屋で並ぶ漫画雑誌を見て憧れはあったのですが」

せつ菜「この歳になる頃には、興味が少年漫画やラノベに移ってまして…」

せつ菜「お小遣いも有限ですから、少女漫画に使うお金が無かったんです」

せつ菜「けど、こういうのも滾りますね!」

歩夢「たぎる?」

せつ菜「いじめられてる主人公の女の子を庇う男の子!最高にかっこいいじゃないですか!!」

2: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:00:08.95 ID:LfeAWYp6

歩夢「ああ、分かるなあ。ピンチの時に助けにきてくれるって良いよね」

歩夢「私も小さい頃、よくいじめられたけど、そのたびに侑ちゃんが助けてくれたんだ」

せつ菜「なんですかそれ!リアルこの漫画じゃないですか!」

せつ菜「歩夢さん!侑さんのそういうの、もっとおしえてください!」

歩夢「え、ええ?漫画は良いの?」

せつ菜「うう…。漫画は読みたい…。けど、そちらもすごく気になります…」

せつ菜「私にとっても、侑さんはヒーローですから」

せつ菜「そんな彼女の武勇伝を聞いて、もっとあの人を大好きになりたいんです!」

歩夢「えへへ、なんか恥ずかしいな…。例えば小学生の時の給食でね──」

4: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:02:17.30 ID:LfeAWYp6

──────

歩夢(うう…。もうおなかいっぱいでたべられないよ…)

歩夢(でも、ごはんのこすのよくないよね…)

歩夢(きゅうしょくのじかんももうすこしでおわっちゃう…)

「あー!あゆむちゃんがごはんのこそうとしてるー!」

歩夢「え!?」

6: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:03:49.93 ID:LfeAWYp6

「いーけないんだーいけないんだ!せんせーにいってやろー」

歩夢「や、やめてよ…。いま、たべようとしてたよ…」

「でもあと5ふんでたべれるわけないじゃん!」

「まだこーんなにのこってるのに」

歩夢「うう…」ジワ…

7: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:05:23.33 ID:LfeAWYp6

「やっぱりのこすきじゃん!おはしすかすかしてるじゃん!」

歩夢(ほんとうにこれいじょうは…むりだよ…)

歩夢(おなかにいれたら…もどしちゃう…)

「やーいやーい!あゆむちゃんはわるいこだー!」

歩夢「や、やめ──」

侑「やめろ!」

8: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:07:38.74 ID:LfeAWYp6

歩夢「──ゆうちゃん!」

「ゆうちゃんか。わるいこにわるいっていってなにがわるいんだよお」

侑「だめ!あゆむはわるいこじゃない!」

侑「もうたべられないのにむりしたら、おなかこわしちゃうでしょ!」

侑「あゆむがごはんをのこさなきゃいいんだよね」

「へっ。でもたべれるわけないじゃん!」

侑「そんなことない!」

侑「あゆむ。そのごはん、ぜんぶわたしにちょうだい」

歩夢「え?でも…わたしのたべかけ…」

侑「そんなのきにしないよ!」

侑「いくぞー!おりゃあああ!」パクパクパク!

9: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:10:14.63 ID:LfeAWYp6

「うわあ、きたなーい。ひとのたべかけをたべるなんて!」

侑「きたなくなんかない!」

パクパクパク!

カラカラン…

侑「ごちそうさま!」

侑「どうだ!もうあゆむをわるくなんていわせないよ!」

「う…うう、うわああああん!!」ピュー!

歩夢「ゆ、ゆうちゃん…」グスッ

侑「こわかったね。もうだいじょうぶだよ」ナデナデ

歩夢「ありがとう…。うっ…っ…」

歩夢「う…わああああん!」

10: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:14:15.12 ID:LfeAWYp6

───

せつ菜「なんですか…それ。…侑さんかっこよすぎます…」グスッ

せつ菜「私…歩夢さんに感情移入して…思わず涙が…ううっ…」

歩夢「も、もう…!大げさだよ」っティッシュ

せつ菜「あ…ありがとうございます…。鼻もかんでいいですか?」

歩夢「いいよ。はい」っティッシュ

せつ菜「──ちーん」

歩夢「ふふっ、なんか照れちゃうな。こんな話でここまで泣かれると」

せつ菜「私、さらに昔の侑さんに興味が湧きました!もっとそういうのください!」

歩夢「え、ええ…。うーん、だったらあとは…」

11: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:16:56.19 ID:LfeAWYp6

─────

歩夢(うう…おといれいきたい…)ソワソワ

歩夢(でも、じゅぎょうちゅうにてをあげるのはずかしい…)

歩夢(まだおわるまで20ぷんもある…)

歩夢(うう…だめ…も、もう…もれちゃう…)ソワソワ

歩夢(あ、ああ…も、もう……あっ…)ソワソワ

侑「せんせーい!といれ!」

歩夢(…!)

12: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:19:59.39 ID:LfeAWYp6

──先生はトイレじゃないですよ。

──どうぞ、高咲さん。今度はちゃんと休み時間のあいだにね。

侑「あゆむちゃんもつれてっていいですか!ひとりでといれするのこわいです!」

──しょうがないわね。いいですよ。

歩夢(ゆうちゃん…)

侑「ありがとうせんせー!いこうあゆむっ!」

歩夢「う…うん!」

14: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:22:43.18 ID:LfeAWYp6

───

侑「よしっ!あゆむ…まにあった───あっ…」

ジョボボボ……

歩夢「う…うう……うっ…みないでゆうちゃん……」ビチャビチャ……

侑「……ごめん、あゆむ…。わたしがもっとはやくきづけば…」

歩夢「ちがうの!わたしが…!」

侑「そんなことない!あゆむはがんばったんだよ…!」

歩夢「ゆ、ゆうちゃん…。ごめんなさい…」

歩夢「わたし…きたないよ…ひっく…」グスッ

15: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:25:07.82 ID:LfeAWYp6

侑「そんなことないよ。がんばったあゆむはきれいだよ」

侑「ほけんしついこう。ね?」

侑「このことはわたしとあゆむだけのひみつ」

歩夢「う…うん…///ありがとう…うぅ…」

侑「ほらもうなかないの。あゆむはつよいこだよ」

歩夢「うん…」

16: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:26:21.83 ID:LfeAWYp6

───

せつ菜「なんていいお話なんですか…。私もティッシュがびちゃびちゃです…」ダバー

歩夢「も、もう…!ほんとにおおげさだよお」っティッシュ×2

せつ菜「ううっ…。でも、良いんですか?ふたりだけの秘密なのでは…?」

歩夢「さすがにもう失効だよ」

歩夢「私もこうやって誰かに話せるくらい、昔のことだから」

18: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:28:28.71 ID:LfeAWYp6

せつ菜「本当に…。侑さんは昔から素敵な人だったんですね」

歩夢「なんかあの子が褒められてると、私も嬉しくなっちゃうよ」

歩夢「もうここまで来たら、思いっきりせつ菜ちゃんのこと泣かせちゃおうかな?」

せつ菜「そ、その言い方はなんだか語弊を生みますよ!」

せつ菜「でも、そうですね。私の涙腺VS歩夢さんの昔話」

せつ菜「これは熱い戦いになりそうです!!!」

せつ菜「かかってきてください!歩夢さん!」

歩夢「行くよ!せつ菜ちゃん!!」

19: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:32:23.99 ID:LfeAWYp6

────

「うえはらさんさー。たかしくんとなかよくするのやめてくれない?」

歩夢「え?」

「こっちのあけみがたかしくんのことすきなんだよ」

「けど、たかしくんがうえはらさんのことがすきっていって、あけみショックうけちゃったんだよ」

歩夢「え…?でもそんなの…わたしにかんけい──」

「あるんだよ!」

20: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:33:56.16 ID:LfeAWYp6

「え?なに?あけみがきずついてなんともおもわないわけ?」

「うっわうえはらさんつめたー」

「あけみにあやまんなよー」

歩夢「そんな…わたし…べつにたかしくんのこと…すきってわけじゃ」

「は?あけみのすきなたかしくんをバカにするの?」

21: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:35:28.15 ID:LfeAWYp6

歩夢「ちがうよ…!そんなつもりじゃ…」

「ほんとつめたいひとだねー、うえはらさん」

「なんでたかしくんがこんなやつを」

歩夢「や…やめてよ…うぅ…」グスッ

「なけばいいとおもってるの?ひきょうものだね」

『ひきょーもの!ひきょーもの!』

『ひきょーもの!ひきょーもの!』

歩夢「い…いや…。やめて…」

22: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:37:01.74 ID:LfeAWYp6

侑「やめろ!なにしてるんだ!」

「たかさきさんじゃん。じゃましないでくれる?」

侑「いやだ!あゆむをいじめるなんてゆるさない!」

歩夢「ゆうちゃん…」

「なんでこんなこをそこまでかばうの?」

「このこがあけみいじめてるんだよ」

侑「あゆむがそんなことするわけない!」

侑「わたしのたいせつなあゆむを、きずつけないで!」

23: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:38:37.73 ID:LfeAWYp6

「じゃああけみのきもちはどうなるの!たかしくんがすきなんだよ!」

侑「それならあけみちゃんががんばればいい!」

侑「がんばってたかしくんにすきになってもらえばいい!」

侑「あゆむにやつあたりするなんて、そっちがひきょうものだ!」

「ちっ…」

「はあ…もういこいこ…」

「たかさきさん、ほうかごたいいくかんうらね」

24: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:40:07.72 ID:KCH3f9Jt

共学なら歩夢ちゃん男子にモテるだろうからなぁ

25: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:45:02.26 ID:LfeAWYp6

───

侑「だいじょうぶ?あゆむ?」

歩夢「う…、うわああああん!」ダキッ

歩夢「こわかったよぉ…ゆうちゃぁん…うあああん…!」

侑「よしよし。あゆむはつよいよ」ナデナデ

歩夢「うわああああん…!」

侑「もう…ほんとになきむしなんだから…」

侑「そんなになかれると…わたしまでなけてきちゃうじゃん…」

侑「うっ…うう…」

侑「うわああああんっ!」

侑「ごめんね!わたし…もっとはやくきてあげれば…うわああん!」

歩夢「ううん…。わたし…ひっく…うれしかったよお…!」

歩夢「ゆうちゃん……ありがとう…!」

侑「あゆむぅ…あゆむぅ…!」ギュゥッ

────

26: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:47:39.29 ID:LfeAWYp6

せつ菜「うわああああん!」

せつ菜「なんなんですか!超王道の遅れてやってくるヒーローじゃないですかああ!!! 」

せつ菜「強すぎる!強すぎますよ歩夢さん!!」

歩夢「せつ菜ちゃん、まだ話の途中なのに泣くの早いよ…」

せつ菜「だって…だってぇ!こんなのずるいですっ!!」

歩夢「もう…この先を話したらせつ菜ちゃんどうなっちゃうの…」

27: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:50:45.20 ID:LfeAWYp6

───

「たかさきさんさー、さっきはよくもつまんないことしてくれたね」

「そんなにうえはらさんがだいじ?」

侑「あたりまえだよ!あゆむはたいせつなともだちだ!」

「でもさー、あけみだってあたしらのともだちなわけ」

「ともだちがなかされてるのにだまってられないんだよ」

侑「でも、それであゆむをきずつけていいりゆうにならないよ!」

「たかさきさんみたいなひとなんていうかしってる?」

「うざいっていうんだよ!!」

パァン!

28: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:54:53.68 ID:LfeAWYp6

侑「いたっ!なにするの!いたいよ!」

「うるさいよ!あたしらのじゃましないで!」

パァン!パアン!

侑「や、やめ!やめて!」

「だいたいなんなのあんたのそのかみ。みどりにしちゃっておかしい」

「ほんとほんと。かっこつけてんの?」

侑「う、うるさい!」

「こんなへんなこがいっしょじゃ、うえはらさんもかわいそー」

『かーわいそお!かーわいそお!』

『かーわいそお!かーわいそお!』

侑「そ、そんな…そんなわけ…ない…」

侑「ううっ……だれか…たすけて…」

パァン!パァン!

侑「やめて…やめてよ…ううっ…や──」

歩夢「やめて!」

29: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 18:56:43.52 ID:LfeAWYp6

侑「あ…あゆむ…!」

歩夢「ゆうちゃんをぶたないで!」

「うえはらさんなんでここにいんの?うざ」

歩夢「わたしだけじゃないよ!」

「──なにしてんだよ…おまえら。なんであけみちゃんもそこにいるの」

「た、たかしくん!?なんで!?」

「あゆむちゃんがきてっていうからきてみたら──」

「なんでたかさきさん、そんなぼろぼろなんだよ…」

30: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:00:37.64 ID:LfeAWYp6

「ち、ちがうのたかしくん!これあけみがやらせたんじゃなくて…!」

「みそこなったよ!おまえら!」

「……!」

「おれのすきなあゆむちゃんのたかさきさんをきずつけるなんて」

「おまえらとはもうぜっこうだ!」

「たかしくん…!うっ…うわぁあああああん!」ピュー!

「これでいい?あゆむちゃん?」

歩夢「うん。たかしくん、ありがとう」

「いいっていいって。おれ、ほけんのせんせいよんでくるから!」

「あゆむちゃんは、たかさきさんのそばにいてやって!」

歩夢「うん…!」

31: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:02:29.47 ID:LfeAWYp6

────

歩夢「ゆうちゃん…ごめん…」

歩夢「わたしのせいだよね……」

侑「あゆむ…。あゆむっ…!」ダキッ

侑「いいんだよ…。あゆむはなにもわるくないんだよ…」

歩夢「だって……ゆうちゃんがこんなに…ボロボロに…っ…」グスッ

侑「もう…なんであゆむがないてんの」

歩夢「ごめんね…。わたし、っ…よわいから…うっ…ひっく…ゆうちゃんをまもれなく…っ…て…」

侑「そんなのきにすることないよ…。わたしたちともだちじゃん」

侑「あゆむはたかしくんをよんできてくれたじゃん」

侑「それでわたしはたすけられたよ」

侑「だから、もうなかないで」

歩夢「うん…」

侑「あとでわたしからも、たかしくんにおれいをいわないとね」

歩夢「うん…」

32: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:05:44.88 ID:LfeAWYp6

歩夢「ゆうちゃん…」

侑「…ん?」

歩夢「……すき」

侑「ん…。わたしも」

歩夢「………」ギュッ

侑「…!…。……」ギュッ

侑「あゆむ…」

歩夢「…なあに?」

侑「わたし…へんじゃないよね…」グスッ

歩夢「ゆうちゃん?」

侑「あゆむといっしょにいても…いいよね?」

歩夢「あたりまえだよ…。ずっといっしょにいてほしい」

歩夢「わたし、ゆうちゃんがいなくなったらやだ…」

侑「よかった…」

侑「これからも…あゆむのとなりにいさせて」

歩夢「うん…」

33: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:09:57.95 ID:LfeAWYp6

─────

せつ菜「─────」

歩夢「せつ菜ちゃん?せつ菜ちゃーん!」

せつ菜「歩夢さん。私、涙枯れました」

せつ菜「私の負けです」

歩夢「えへへ。勝っちゃった」

せつ菜「あ、あはは。いやあ…私、いろいろ完敗ですよ」

歩夢「そんな…私は全然すごくないよ。侑ちゃんがすごいだけで…」

せつ菜「いいえ──」

せつ菜「歩夢さんがいたからこそ、侑さんも強くなれたのだと思います」

せつ菜「間違いなく、あなたの力があったからですよ」

歩夢「そっか。自分じゃあまり自信が湧かないけど──」

歩夢「せつ菜ちゃんがそういうなら、きっとそうなんだろうね!」

せつ菜「はい!歩夢さんは素晴らしい人です!!」

34: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:11:56.54 ID:LfeAWYp6

──夜──

歩夢「電気消すよー」

せつ菜「はい、どうぞ」

カチッ ブツン…

せつ菜「ふふ、歩夢さんの家にお泊まりなんてドキドキです」

歩夢「えへへ、私も侑ちゃん以外の人と一緒のベッドで寝るの初めてだよ」

せつ菜「そうなんですか?2人目に私を選んでくれるなんて光栄です」

歩夢「もう…せつ菜ちゃんは本当に大袈裟なんだから」

35: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:14:04.00 ID:LfeAWYp6

──

せつ菜「歩夢さん…」

歩夢「なあに?」

せつ菜「今だから言えるんですけどね」

せつ菜「──私、侑さんに恋をしていたんだと思います」

歩夢「えっ…!?」

せつ菜「いや、恋というのは語弊がありますね」

せつ菜「あの人の人柄に、惚れていました」

せつ菜「そんな惚れこんだ人の傍にいたい、って思ったこともある」

せつ菜「だから、ひょっとしたら恋だったのかもしれません」

せつ菜「けど、敵わないなあ、って思ったんです」

せつ菜「歩夢さんというこんなにも素敵な人が、侑さんの隣にいるのなら、私に出来ることは──」

せつ菜「あの人が聞きたいという私の歌を歌い、大好きを応援することだけだ、って」

歩夢「せつ菜ちゃん…」

36: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:15:23.81 ID:bbef/qRe

たかしくん…

37: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:16:27.00 ID:LfeAWYp6

せつ菜「ふっ、そんな顔しないでください」

せつ菜「私は今、あの人をヒーローだと思っています」

せつ菜「そして私も、あの人にとってのヒーローになりたい」

せつ菜「もし侑さんがつまずいて転んでしまった時には──」

せつ菜「あの人が立ち上がれるよう、私にも協力させてください」

せつ菜「歩夢さんにとって大切な人は、私にとってもそうだから」

歩夢「──うん」

歩夢「ありがとう、せつ菜ちゃん」

歩夢「──大好き」ギュッ

せつ菜「うわっ…歩夢さん!いきなり腕にしがみつかないでください!びっくりしてしまいます!」

歩夢「ごめんね。ただ──」

歩夢「せつ菜ちゃんと仲良くなれて、本当に良かったなって」

せつ菜「もう歩夢さんってば」

せつ菜「私も───大好きです」

38: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:17:36.11 ID:LfeAWYp6

──今、あのひとを守るのはあなただけじゃない。

──一人じゃ守れない時は、私も力になります。

──歩夢さんには、侑さんだけじゃなく、

──私というヒーローもいるんですから。

──これからも、ずっとよろしくお願いします。

おわり

39: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:19:47.99 ID:KCH3f9Jt

最高でした

41: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 19:37:48.93 ID:ohKgC0ZF

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リb

43: ときめきたい名無しさん 2021/01/11(月) 22:27:44.74 ID:2+59flDo

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ /⁄*イ`^ᗜ^リ

とても良いSSを読んだ

引用元:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1610355382/

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ソースサイト:よしまる


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